フルーツサンドはじめました
2020.02.26
巷で話題のフルーツサンドをはじめます
すこし前から話題のフルーツサンド。八百屋さんがやって、その迫力があって、インスタ映えする見た目で人気のやつですね。
パンドーロでもそれを雑誌やテレビで知ってから、やりたいなと思っていて、実際試作もいろいろとしていたのですが、何かしっくりこずに商品化せずにいました。
フルーツサンドの主役は何か
何がしっくりこないのかというと、パンドーロでやる意味があるのかな、というところでした。
もちろんフルーツは八百屋さんから仕入れることはできるので、見た目上は作ることができます。
しかし、私が思うに、八百屋さんのフルーツを品定めする目利きの力と、ボリューム満点にサンドするために安く仕入れる力が、話題のフルーツサンドにみんなが惹かれる理由かなと思います。
ベーカリーが、ただ仕入れたフルーツで作っても、仕方ないんじゃないかなーって思っていました。
パンがおいしい、フルーツサンド
そんなこんなで流行りはじめてからだいぶたちますが、なぜやろうかと思ったかというと、お客様との会話のなかで出てきた「パンがおいしいフルーツサンド」という言葉がきっかけでした。
パンドーロの食パンをいつも買いにきてくださるお客様に、「はやりのフルーツサンドやらないの?パンがおいしいフルーツサンド食べたいからやってよー」と言っていただいたことがありました。
「パンがおいしいフルーツサンド」と聞いて、フルーツサンドといえばフルーツを味わうものと、なぜか頭が凝り固まっていたのが解消し、じゃあパンドーロでもやろうか!と試作を始めました。
選んだのは、金の食パン
パンはきめ細やかで柔らかく、風味の良い「金の食パン」を使用しました。パンドーロにあるいろいろな食パンで試しましたが、生地のきめ細やかさとやわらかさが持続しやすい金の食パンがフルーツサンドには一番でした。
今回のフルーツサンドには、通常のサンドイッチの倍ぐらいの厚みに金の食パンをスライスし、サンドしています。真ん中に挟むフルーツやたっぷりの生クリームに負けない、金の食パンの風味と味わい、食感を堪能できる厚みです。
それだけ厚く切っても、金の食パンならパサパサしたり、食べたときにモサモサしたりもしません。
おいしい「フルーツサンド」
巷で話題のフルーツサンドは「すごいね!フルーツそのまま食べてるみたいだね!」といった感じの感想が多いかと思いますが、パンドーロのフルーツサンドは、「おいしいフルーツサンドだった」という感想を持ってもらいたいと試作を重ねました。
パン”だけ”が、フルーツ”だけ”がじゃなくて、フルーツサンド全体でおいしいといえるものを目指しました。
バランスを細かく調整して、ちょうどいいところをかなり何度も何パターンも試して完成しました。
第1弾は「あまおう」
今一番おいしいフルーツといえば苺。なかでも毎年「うまいなぁ!」と思えるのはやっぱり、「あまおう」。ブランドフルーツがいろいろ出てきている中でもやはり、あまおうはおいしいです。
あまおうがおいしい間だけの販売ですので、お店で見かけた際にはぜひ一度お試しください。
1つ 450円(税込486円)